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プロデューサーは万能でなければなりません。全てに通暁していてこそ、リーダーになれるのです。ディレクターが出来ないと頭をかかえていたら、貴方が腕まくりをして、やってみせるのです。
その実力を持ちながら日頃はそれをおくびにも出さず、黙って見守っているのです。そして彼がうまくやったら皆の前で褒めてやってください。昔の人が言っていますね。「言ってみて、やらせてみて、褒めてやらねば人は動かじ」と。褒めるのが一番です。それが自信を付けさせることにつながります。
一方失敗した場合は一対一で、そっと注意する。励ますという基本的態度をにじませながらです。失敗した時は本人がその原因を一番よく知っているのです。それを皆の前で「俺はよく見ているよ」と言わんばかりに見せびらかすように指摘し注意するのは、本人から自信と誇りを奪うだけにしかなりません。細心の注意力と一見、茫洋としていうようにみせる包容力を兼ね備えていなければなりません。これはテレビのワイドショーに限らず、全ての組織のチーフに当てはまることです。
略 歴:昭和10年、大阪生まれ。昭和33年、大阪外国語大学インドパキスタン語学科卒。建設省に入省するが在省わずか5ケ月で退職し、朝日放送に入社。放送の世界へ転進する。
ラジオ報道部、テレビ報道部など報道畑を歩く。放送記者、ドキュメンタリー・ディレクター、情報系ワイドショーのプロデューサー、特にテレビ・ドキュメンタリーのディレクターとして約20年。東京支社で全国ネット番組のTV制作部長、大阪本社ラジオ局次長、調査局長。
平成7年、朝日放送定年退社。スカイA総務担当取締役。平成8年、ケーブルテレビACTVの制作担当常務取締役に就任。平成10年、ACTV退社。滋賀女子短期大学、同志社女子大学等で「マスコミ論」、教育論」を講義する傍ら、各地で講演。
ワイドショー:「プラスα」プロデューサー・スタッフ、「土曜の朝」デスク、「おはよう6」日本一早朝の情報系ワイドショー創設プロデューサーに、「ニュースウェーブα」を創設、プロデューサーに。
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