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「他では商品化できないアイデアをカタチにする会社」カンミ堂の末永社長に商品開発の苦労話などをうかがいます。逆ポストイットの発想で、作った「メモピット」など、なんでそんな発想が生まれてくるのか、その秘密をお話いただきます。
■略歴:1961年大阪生まれ。同志社大学法学部を卒業後、当時日本で発売を開始したばかりのポストイットの発想に感銘を受け、住友スリーエム株式会社に入社。4年半営業として勤務した後、「自社で開発したモノを自社で販売する」ことにこだわり、独立を決意。祖父が戦後始めた「甘美堂」というあんこを作っていた工場の屋号を引き継ぐかたちで大阪市生野区で印刷加工会社として新たにスタート。
下請け加工の仕事をしながら、自社開発の完成品メーカーを夢見てアイデア出しと試作を繰り返す。1996年「ポスト・イット」からヒントを得て、両面とも粘着性のあるボタン「オーキッス」を消費者向けに商品化。しかし企業体力が持たずにあえなく撤退。
その後、商品の持つ広告効果という付加価値が認められ、企業のノベルティとしてヒット商品に。1999年には商品名を「メモピット」と改め、集客から受注までの仕組みをWEB上で構築。展示会とネットを活用し販路を拡大。2003年、採算の見込みが立ったため、それまでのメイン事業であった大阪の印刷工場は思い切って閉鎖。家族で東京に上京。
「どこでもマグネット」など、カンミ堂にしかできないオリジナル商品を作り続けている。今年中には時間管理ツールなど「知的文具」も発売の予定。
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