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知研関西が5周年を迎えた1991年、三洋電機で燃料電池の研究をされていた田島さんにお話いただきました。理科の実験で行った水の電気分解を逆にしたら発電ができ、夢のエネルギーを得ることができることに驚きました。今はなきホテルプラザなどで行われている実証実験についてうかがいました。
あれから20年、今や自動車に燃料電池が搭載され既に市販が始まっています。愛知万博シャトルバスや中部国際空港では公共バスとして運行されています。世界初の家庭用燃料電池エネファームが登場し、エネルギーを必要なところで作る、まさにエネルギーの地産池消が始まっています。
エネルギー需給が逼迫している関西電力管内で、どうエネルギーについて考えればよいのか最新の燃料電池事情も含め、初心者向けに分かりやすく解説していただきます。
■略 歴:
1950年福岡県飯塚市生まれ。1974年宇都宮大学・工学部工業化学科卒。1974年三洋電機に入社以来、現在に至るまで各種燃料電池の開発に従事。1997年に大阪より栃木県足利事業所へ移動し、その後、群馬県大泉町の東京製作所へ。2008年、三洋電機と新日本石油との合弁会社ENEOSセルテックの設立に伴い、移籍。家庭用燃料電池エネファームの開発や品質保証などに関わる。2011年3月定年退職後、現在に至る。
日本電機工業会(JEMA)で2010年まで燃料電池発電システム技術専門委員会の委員長。現在、国際標準化ISO/TC197 WG14(定置用燃料電池の水素燃料仕様)のコンビーナ。国際エネルギー機関IEA/AFC Annex25(定置用燃料電池)のエキスパート等。技術士(機械部門)
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