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行動観察とは、字があらわすように人の行動を客観的に観察し、分析することを言いますが、まず客観的に観察することが大変。分析には人間工学・環境心理学・エスノグラフィー・社会心理学などが用いられます。人の潜在意識にアプローチし、言語化されないニーズやリスク、暗黙知などを「見える化」することで、商品開発・サービス改善・作業現場の生産性・安全性向上などに貢献する手法です。
講談社現代新書「ビジネスマンのための行動観察入門」で、手法が紹介されビジネスマンや経営者に注目されています。実際、大阪産業創造館のすぐ近くにある紀伊国屋書店本町店でも導入され、店舗レイアウトの見直しなどにいかされています。この行動観察の調査・分析を行っているのが株式会社エルネット(大阪ガスの子会社)。セミナーでは「行動観察」の考え方による、「現場の行動・状況をつぶさに観る」事の重要性とまた国内外でのマーケティング・サービスサイエンス界における同様の調査手法への注目などをご紹介いただきます。
改善事例の紹介と共に一部「観察のコツ」をお話いただく予定で、初歩的ですが明日から実践できる内容となります。皆さん、ぜひご参加ください。
■セミナーの様子略 歴:
1983年大阪ガス入社。 2001年よりエルネット出向。2007年よりインタラクティブ・マーケティング事業部長。「行動観察」手法のビジネスへの適用に関して、初期より戦略、実務両面にて中心となり推進する。「行動観察力育成講座(入門編)」の講師も勤める。
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