知的生産の技術研究会・関西TOP > セミナー2012 > 25周年セミナー |
1987年9月に発足した知的生産の技術研究会・関西がいよいよ25周年を迎えます。
メイン講師として長年、梅棹忠夫先生の秘書をつとめられた三原喜久子さんに梅棹アーカイブスの話をしていただきます。「梅棹忠夫語る」(日本経済新聞社)にも書かれていますが日本人はアーカイブスの処理が下手で、また形式主義的でハードカバーしか残しません。パンフレットや紙切れは捨てられる運命にあります。
国立民族学博物館の梅棹資料室には梅棹先生が長年月をかけて収集した資料が保管されています。すでに蔵書は図書室に、撮影した写真などは映像を担当している部署に移管しましたがほかに、いわゆる梅棹アーカイブズと称される記録類が膨大にあります。
梅棹先生が関係した事業の書類、書簡、記録などは、1万数千点のオープン・ファイルにのこっています。なかでも学術探検や学術調査の際の書類、地図、日記、スケッチなどは、ほかには現存しないものでしょう。著作物もすべて現物が保管されています。それらを整理し、保存と活用にむけて作業をつづけております。
■セミナーの様子■三原喜久子さん略歴:
1972年から京都大学人文科学研究所の社会人類学研究室に勤務。1974年からは創設された国立民族学博物館の館長室に、1993年からは同博物館の梅棹資料室に勤務。2010年7月の梅棹没後も同室にて梅棹アーカイブズの活用にむけて調整をすすめている。
知的生産の技術研究会・関西TOP > セミナー2012 > 25周年セミナー |