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ある日、京阪三条のケンタッキーフライドチキンの店先で、カーネル・サンダース像の前で記念写真をとっている外国人を見た。ケンタッキーフライドチキンはアメリカをはじめ世界中にあるはず。なのになんで写真なんてとるの・・・? 疑問に思った井上先生はケンタッキーフライドチキンに・・・。
自分の専門分野にこだわらずさまざまなことに興味を持ち、ふとした疑問をさまざまなテクニックを使って調査し解決する井上章一先生に知的生産を行うための「調べる技術」を中心に話していただきます。
■略歴:昭和30年京都市生まれ。京都大学工学部建築学科卒業。京都大学大学院修士課程、京都大学人文科学研究所助手を経て、昭和62年国際日本文化研究センター(所長:河合隼雄)助教授。専門は文化史・建築史・意匠論。
高校生の頃から古美術を愛好。建築家を目指して洛星高校から京都大学建築学科へ進むが大学院時代に建築史、文化史に方向転換。芸術や美の正体に迫ろうと、独特のローアングルの視点から日本文化を考察する。昭和59年刊行の第1作「霊柩車の誕生」が話題となり、一時は“霊柩車の井上”と呼ばれたこともある。2作目「つくられた桂離宮神話」では“日本美の典型”という“桂神話”の解体に取り組む。
「邪推する、たのしみ」「ノスタルジックアイドル・二宮金次郎」「美人論」「狂気と王権」「大阪人の正体」「南蛮幻想」「人形の誘惑」など著書も多い。また、テレビ出演も多く「人間マップ」(NHK)では司会を担当。日本建築学会会員。サントリー学芸賞(芸術・文学部門)〔昭和61年〕受賞。
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